次回ライブ

■次回ライブ■
2017年8月11日(金祝) 池袋鈴ん小屋

白倉新之助と踊る子守唄

http://www.ringoya.org/schedule.php?py=2017&pm=8&pd=11#20170811

2014年11月30日日曜日

詩集「新しい人参」

ご無沙汰しております。

この度、わたくしの第一詩集その名も「新しい人参」を刊行いたしました。
事の経緯はさておいて、古いものから新しいものまで21編の詩を収めさせていただいております。

かねてより歌を作ってきたものですから、詩に歌がついたものもあれば、歌に詩がそえられたものなどが多めに収録されております。他にも、歌になっていない散文、散文の様で実は歌になっているものなども。

どうも詩というものに関していえば、聴覚的というよりも視覚的に体内に吸引するようなものであるように個人的には感じておりまして、この詩集についても視覚的に吸引して楽しめるようなものを選定したといったところが、薄ぼんやりとしたテーマなのかにゃ?と思っております。にゃ?としたところは、テーマなんてご立派なものございましたでしょうかと自分に問いかけて酷く曖昧な回答しか思いつかないものですから、お茶と文末を濁したというのに他ならず。

あとは拙いイラストめいたものを表紙に掲載、いんさいどにもちょいちょいと挿入させていただいています。

突然詩集を作成するに至ったわけですが、出来上がったブツを眺め回していると、意外にも一つの区切りとしてカタルシスがあったといいますが、子供を産んだような心地なのかもしれないなと思ったりするのですが、男性ですから簡単にそんな事を口にできませんのでなんでしょう、便秘解消したかのようなスッキリ感ですかね、そういったものをしみじみと今肛門を中心に噛み締めています。

部数も少なく作成するつもりで、販売する予定はもともと無かったのですが、意外にも詩集を作ると漏らしたらば、欲しいと言って下さる方がちびっといらっしゃったので、誠に恐縮ではございますが、ご希望の方には1冊1000円いんくるーずタックスで販売いたします。

現代詩が分かりづらいとお思いの方にもすんなりとお読みいただける内容かと思っております。っていうのはわたくしがそんなに語彙も豊富では無く大した博識も見識もございませんために、これしきの内容でしか書き得ません故。

購入希望の方へのご注文フォームなどは今後整備して参る所存ですが、現状は何もご用意がございませんので、直接お会いして貨幣と現物交換させていただくか、以下のメールアドレスにご連絡いただいた後に口座番号等を開示してやりとりさせていただければと思います。申し訳ございませんが、郵送の場合の送料はご負担ください。


なお諸事情により、詩集をお渡し・発送できるのが12月8日の週からになるかと存じます。
それ以降の自分の演奏会会場等にはお持ちしようと思っておりますので、購入ご希望の方はお声がけいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。


白倉新之助 詩集 「新しい人参」
価格1000円(税込)



2014年9月15日月曜日

イメージのミニチュア

9月3日は自分の誕生日。
東京ミッドタウンにイメージメーカー展を観に行く。

安藤忠雄によるコンクリート建築の中に様々なイメージを喚起させる展示群。

デヴィッド・リンチの大量のリトグラフ。ゆっくり時間をかけて観た。
少し前からリトグラフには興味がある。
制限された状況には逆に自由へのチャンスがある。

それからジャン=ポール・ グードという人。
初めて知ったけれど、『フランス革命200周年記念パレード』における様々なアイディアやスケッチは、かつてのコクトー、サティ、ピカソによるバレエ『パラード』を想起させた。スケール違いの膨大なイマジネーション力。

「イメージの具現化」
アートでも文学でもなんでも、作品を作るとはそういうことなんだろう。
イメージを具体的に世界に送り出すことができないから、芸術家達は苦しみもがく。
技術とはその具現化のために必要な「道具」であり、道具を必要としないイメージメーカーも存在し得るのだろう。

ただし、元々のイメージが無い、もしくはそのスケールが小さければ、具現化されたものをどれだけ後から大きくしようとしても叶わない。

すべて人の生み出した作品は、必然的に元のイメージのミニチュアであるから。


僕の中にあるイメージは矮小化されていないだろうか。自問自答する必要がある。

2014年8月9日土曜日

8/30 "icon girl pistols presents LIBERO"開催、10/4 "MINI CONNECTION 2014"出演のお知らせ。

お知らせをいくつか。

8月30日土曜日にicon girl pistolsは2年ぶり(多分)の自主企画イベントを行います。
その名も「LIBERO」です。
LIBEROというのは、イタリア語で自由な人ということだったと思います、1990年代にサッカー界で流行した言葉で、ディフェンスラインの一番後ろにポジションをとり、味方のカバーや時には攻撃まで行う「自由な人」のことを指しました。
(英語ではスウィーパーという呼ばれ方をしていたかもしれません。ストッパーという屈強なセンターバックの周りで掃除をする人、という意味だったようです)

21世紀に入り、サッカーの戦術も一般社会もさらなる発展をとげて、よりシステマティックになり効率化された一方で、窮屈になった部分もあるのかも知れません。

僕らは、そんな風に少し窮屈な思いをしているかもしれない現代の「自由な人」達に、心から楽しんでもらえるようなイベントを提供したいと考えています。

出演してくれるのは、まさに各界の「LIBERO」達。自由に音楽を。生活を楽しみ、信念を貫こうとする素晴らしい音楽家、パフォーマー達です。

通常のライブハウスのように1ドリンクで30分だけお目当てのバンドを観て帰る、というようなつまらないものではありません。
2500円の入場料には飲み放題の料金が含まれています。
一人で来ても、必ず誰かと友達になって帰ることができるでしょう。
是非来て下さい!

LIVE MUSIC PARTY
presented by Icon Girl Pistols
"LIBERO!"

【日時-Date-】 08.30 (sat) 19:00~22:30
【会場-Venue-】 渋谷NOB
( 東京都渋谷区円山町1-3 猪鼻ビルB1F )
【Performing Bands】
Icon Girl Pistols
http://icongirlpistols.com/ )
Samm Bennett Trio
http://www.polarityrecords.com/ )
Pen Friend Club
http://s.ameblo.jp/the-pen-friend-club )
よよよ_ゐ
http://eeadgbeee.blogspot.jp/)




それからそれから、我々icon girl pistolsは、MINI Japanのイベント「MINI CONNECTION 2014」にライブ出演することとなりました。

http://www.mini.jp/news_events/events/mini_connection_2014/index.html

こちらは10月4日の土曜日、富士スピードウェイで行われるイベントです。
詳細は追ってまたお知らせしますが、イベント自体がとにかく内容盛り沢山で楽しそうなので、都合の合う方は是非遊びにいってみてください。


ということで、
8月12日には新宿MARZにてicon girl pistolsのライブがあります。
翌8月13日には下北沢モナレコードで白倉新之助ソロのライブがあります。
この日は、quizmasterというバンド時代の懐かしい曲をメドレーでお届けしようと思っています。

もう直ぐまた一つ歳をとります。
そのまえにやるべきこと、やれることをやっておこうと思っています。

2014年7月10日木曜日

7/9 新宿motion

中々止まらない咳は、アレルギー性鼻炎からくる症状らしく、毎日苦い薬を飲んでいます。

本日は新宿motionさんでライブ。久々にアコギ一本で一人でやりました。アコギ一本なことも一人な事も、咳が止まらない事も歌詞を覚えていないことも、緊張を高めるには十分すぎだったようで、初っ端から声が安定しなくてかなり必死でした。

もっといけるはずだと思っていてもいざ本番になるとそうはいかないというのは、ブラジル代表だって感じていることでしょう。個人的にはちょっと不本意な演奏でしたが、気に入ってくれた人は居たみたいですし、ネイマールほど悲しい状況ではないですね。

聴いてくれたみんなありがとう。
何事も入念な準備が一番大事ということを痛感しつつの、セットリスト。

7/9 新宿motion
1 小さなあなたの部屋
2 木こりの就職活動
3 雨の日の女
4 描きかけの地図
5 大人の責任
6 選挙

さてさて、12日土曜日はicon girl pistolsで一ヶ月ぶりのライブです。
先日やったリハーサルではとてもいい感覚でした。このバンド、ひょっとしたらいけるんじゃないかなって少し思いました。

何をもって、いける、というのかというのは分かりませんが、この音楽には鳴らされるべき意義があるなと思えるかどうかってことなのかもしれません。

我々は誰でも直ぐに歌える楽しい曲をいっぱい演奏するわけではありませんが、ライブを観て、胃の中から湧き上がるようにみんなの気持ちを沸き立たせるような事ができたらいいなと思うのです。

この日はThe Goood Thingsのepリリース記念ライブ。Jimmy Binksやwatanabesなど、仲間でありライバルである素晴らしいグループ達と久々に盛り上がります。

我々の出番はトリ前の20時半ごろから。ここを任されたということはどういうことなのか、よく分かっているつもりです。

苦い薬を我慢して、咳を完全に治して、全力で演奏しますので、是非来てくださいね!

渋谷GAME、7/12です!
http://www.shibuyathegame.com/SHOP_INFO.html

2014年6月21日土曜日

6月17日 下北沢モナレコード

前日と違って、この日は20時半から演奏という中々いい時間。何度もお世話になっているモナレコードさんということもあり、少し新しいことに取り組んでみようという気持ちでいました。それで、「白倉新之助と踊る子守唄」という名前をつけて、仲間にサポート演奏をしてもらうことにしたのです。

ドラムスはicon girl pistolsの健、ベースは夜ハ短シのマッチにお願いしました。2人とも僕が信頼している演奏家ですし、共通したイメージを持てるので作業が早いという点も、今回の急なスケジュールの中で彼らにお願いしたい理由でした。

結局三人で練習したのは2時間のスタジオと、当日本番前の30分程度でしたが、その中でとってもよく準備してくれてベストを尽くしてくれたと思っています。2人に改めてありがとう。今度はもっと準備の時間をとってやってみたいな。

演目
1 少年と思想家
2 木こりの就職活動
3 存在或いは非日常
4 古き良き時代
5 ふきのとう
6 本当の事についての噂
7 珍しい事を言うね

少年と思想家は、僕の曲の中で珍しく僕が書いた詩ではない曲です。もう15年くらい前の曲ですが、当時一緒にバンド活動をしていたゴールドフラッシュという男が詩を書きました。意味を理解しようとしても全くつかみどころの無い詩ではありますが、詩というのは意味を表現するものではありません。言葉自体がダンスしたり逆立ちしたり酔っ払ったりする様を記録したものが詩です。捉えどころの無い詩が、この曲の捉えどころの無いメロディにとても良くあっていて、飾り気の無い曲ですが昔からこの曲を好きだと言ってくれる人は多いです。でも、この日は1番肝心な部分の歌詞を間違えちゃった。

踊る子守唄達とは3曲目から6曲目までの4曲を一緒に演奏しました。その中でも僕が特にこのメンバーでやりたかったのが、5曲目の「ふきのとう」という曲でした。これは今年の3月くらいに出来た曲で、大阪に行く新幹線の中で詩を書き、それに後日曲をつけました。人前で演奏するということを続けてもう15年くらいになるけれど、いまだにその事に慣れず、なぜ自分がそれをやる必要があるのか、いや必ず自分にしか出来ない意味があるはずだと、毎回心の中がソワソワ落ち着かない気持ちになります。ライブのために大阪に向う途中、その日も感じていたそのソワソワとワクワクを、いっそ言葉に直してあげようと思って書いたのだと思います。

いざこれからって時のこの気持ち

ささくれ立ったふきのとうみたいな

雨に萎びたタケノコみたいな

そこはかとなくお腹の中身が宙に浮いているような


こんな風にはじまる詩です。

三人で演奏して、ちょっと予定と違ってしまった部分は所々あったけど、それはご愛嬌。全体としては上手くいったと思っています。言葉がうなだれたら音楽もうなだれて、言葉が前を向いて走り出したら、音楽もそうなっていくような、そんな曲にしたかった。そしてその新しい試みは結構よく出来たと思っていて、これからこの曲がどうなっていくのか楽しみです。

6月16日新宿Marz

月曜日の18時半に歌うという状況は自分にとって初めてのものでしたが、お客さんが居ないだろうというのは明らかだったので、何をテーマに集中して演奏するかを考えさせられた日でした。会場には17時に入りリハーサルを終えて、歌舞伎町入口のマクドナルドにて少々時間を潰したら、まだまだ外は明るいというのに出番の時間がやってきました。

お客さんは片手で数えられるほど。それでもこの日からマーチンD28という素晴らしいギターを借りて使わせて貰っていたので、ギターを十分に響かせて、新しい曲、珍しい曲に挑戦してみることにしました。

演目
1 ホクロとコスモス
2 珍しい事を言うね
3 葬送行進曲
4 選挙
5 嘘っぱちナポレオン
6 暗闇に火をつけて

最初の2曲は新曲です。2曲目は苦手なフィンガーピッキングの曲だけど、さすがマーチンのギター、弾きやすくて凄く上手くいったと思います。

葬送行進曲というのは、quizmasterというバンド時代の曲。もう7年くらい前のものです。台湾の親友の1人で、これまでにであった最も聡明な女性の1人であるシーチーという子と話していたことがテーマになっていた気がします。この曲の中に「なんでも憧れただけにすれば楽になれるのに」という一節がありますが、久々にこの曲を歌ったら、ずっと自分の言っている事って変わっていないなあと気づかされます。楽になる方法は分かっている、でもそうすることが出来ない。自分を剥き出しにして世界の中で屹立するというのは、常にしんどい事なんですよね。そこから、僕は、逃げるわけにはいかない。そんな僕の事を誰かがお祈りしてくれています。僕もそんな風に踏ん張っている他の誰かの事をお祈りします。

祈りは
自分以外の
大切な人への
朝露のマーチ

これがこの曲の最後の節でした。



この日の出演者にはカラオケで歌う2人の女性アイドルが居て、胸が痛くなった。芸能界というのは金と暴力と性の臭いがして、それがとっても新宿的で、このライブハウスの地下にも蔓延していました。

2014年6月14日土曜日

6月12日新宿motion

新宿motionでのicon girl pistolsのライブは中々いいものでした。新しい曲は「新宿的人間」。いつだったか深夜に歌舞伎町のクラブでライブをした時、深夜の新宿を彷徨いながら感じた事を書いたものです。それを新宿歌舞伎町のライブハウスで初演するというアイディアはとてもいいと思ったのだけれど、充分に練習できてなくて歌詞がかなり飛んじゃった。残念でしたが、このバンドの特徴である暗いレゲエ調の曲で、今後どんどん良くなっていきそうな感触はありました。

それから、ここ数週間本当に歌が歌えなくなってしまってすごく悩んだけれど、直前になってやっと新しい感覚を掴めた気がしていました。前日のリハーサルも良かったし、それを本番のライブでも継続できたことが自分にとってはとても嬉しいことでした。IGPのライブで初めて本当に力を抜いて歌うことができたと思います。2002年のW杯、日本対ロシアに勝利したことをきっかけに歌を歌い始めましたが、12年かかってようやく自分の歌が好きだと思えるように歌えたんじゃないかな。勝手にW杯を節目にして色々と目標を立てて来たので、2014年のW杯開幕前夜にこの感覚を掴めた事は少し運命的に感じる出来事でした。久しぶりに音楽がどんどん楽しくなってきている。またどんどん色々な事をやっていきたい。

さて、本日13日は踊る子守唄との初練習でした。踊る子守唄というのはこのブログのタイトルにもしていますが、僕のソロを一緒に盛り上げてくれる愉快なバンドの事を名付けたものです。17日のモナレコードのライブでお披露目するので内容は詳しく書きませんが、自分にとって新しい挑戦をしている曲があり、昔のレパートリーの曲があり。健とはもう5年以上一緒にやっているので充分に信頼していますが、夜ハ短シのマッチ君もしっかり準備してきてくれて、中々いい音楽を演奏できそうな感触でした。これを読んでくれている方、是非17日のモナレコードのライブに観にきてもらえたらと思います。20時半から演奏しますので。

W杯は最初からいい試合が続いています。それほど注目されていない国も、やはりここまで出てくるだけあって素晴らしいサッカーをしています。W杯についてはまた近いうちに何か書きたくなるんだろうな。とにかく、日本代表には是非頑張ってもらいたいですね!柿谷選手と香川選手、それから遠藤選手のプレーにとても期待しています。

2014年6月9日月曜日

6月2日甲府ハーパーズミル再訪

山梨は甲府にあるハーパーズミルという喫茶店に行きました。友人から車を借りて、4人乗りでのドライブ。行きの高速に乗るところで若干のトラブルがありつつも(危険な事はありません、少しおとぼけの愛らしいトラブルですね)お昼過ぎにはお店に到着。

ここのマスターとお店にまつわる数々の逸話は色々な人が文章に書いていますし、それこそお店の素敵なホームページもありますから、気になる方は調べて頂ければと思います。とにかく僕は昨年11月、よよよ_ゐ君に導かれてこのお店で歌を歌わせてもらい、甲府の温かい人々と触れ合うことができました。また、僕の音楽人生に大きな影響を与えてくれた友部正人さん所縁の場所でもあるということ。そしてマスターの坂田さんがある種の魔法使いであるということ、それらが僕をここに訪れさせる理由です。

しばらく休業していたお店も、六月から坂田さんの息子さんが取り仕切る形で営業再開。穏やかに陽の差し込む店内で名物のカレーを頂きながら、暫し音楽についてや恋愛についてや人生についてを語り合ったり。大した話ではないけれど、僕には自分の父親の思い出が無くて、ただしそれについて何の感情もないのですけれど(以前も書いた通り、これは母が頑張って育ててくれたお陰です)、坂田さんと話していると、父親に育てられるというのも悪くないんだろうなと思ったりするものです。男は大抵ロマンチストで、偏執的で、女性に弱く、情けなくて、それでいて強がりで、優しいものです。いい男とはそういうものです。子供の頃から目の前にいつもそういう男がいるという環境は、特に男子にとって、憧れであり乗り越えるべき壁であるという意味で、とても重要なことなのでしょうと感じる。現在の僕には僕とエコを深く愛してくれている父が勿論いるけれど、また別の観点で、何となく越えなければいけない父親的要素を坂田さんに感じるのは、彼もまた現役の歌い手であり、希代のロマンチストであるからなのかもしれません。

さて、カレーを頂いた後は、坂田さんの秘密基地に移動して、二人きりで「木」についてお話しさせてもらいました。木を叩いて出る音を聞き比べたりしました。そんな事をしながら僕は、やはり音楽というのは人間が営む行為の中で最も純粋で美しいものの一つだなと感じていました。
自然界に存在する音を平均化し、音階として操るようになった人間の能力は本当に凄いと思いますが、音楽自体は決して人間が生み出したものではありません。自然界にある全ての音でコミュニケーションをとる仕方それら全てが音楽であり、それは原始の動物から絶える事なく継続されてきた行為なのでしょう。

例えば我々がギターを弾く時、それはギターという楽器を弾くのではなく、木を鳴らしているということ。つなぎ合わせられた木々が共鳴し、時に反目しあい、空気を振動させて音になるということ。その振動を、人間が平均律という音階のルールによってコントロールしたものが、僕が弾いているギターという楽器の音なのです。つまり、木を叩いて遠くにいる仲間に何かを知らせようとした(のかもしれない)様々な動物たちと、やっていることは変わらないということです。木を鳴らして、コミュニケーションをとる。ここには二つの本質的な教訓を読み取れます。つまり、音楽とは「自然つまり世界そのものを鳴らすこと」であり、音楽とは「誰かとコミュニケーションをとること」であるということです。そのどちらを忘れてしまっても、音楽はきっと寂しい思いをすることでしょう。

勿論部屋の片隅で一人ギターを爪弾いて歌うのだっていいのです。部屋の隅で振動する木は、次第に部屋自体を共鳴させ、部屋は家を鳴らし、外に飛び出して世界を鳴らし始めます。それを聴いているのが、今演奏しているあなただけだったとしても、あなたはそうやって世界と会話をし、自分の内面深くとコミュニケーションをとっているわけです。

音楽とはそのように純粋で、誰にでも出来ることだからこそ美しいのだと、こんなにも根本的な事を僕は改めて発見することができました。そして、木一つ一つがどれも違った音を出すように、音楽を作り出す僕たちも、一人一人がどれも違った音を出さなければいけません。僕はなんとなくしばらくの間忘れてしまっていたことを、思い出せたような気がするのです。

喫茶店に戻り美味しい珈琲を頂いた後、ハーパーズミルには別れを告げ、甲府市内を少しドライブしてからほったらかし温泉に寄りました。昼には雲に隠れていた富士山もようやく夕方に姿を現し、それを見ていたマッチ君が名言を思い付いたと発表してくれました。
「富士山よ、見上げているか見下げているか、それは自分次第」
行きの中央高速、調布から新宿方面に乗ったあのマッチ君の名言でした。ざぶーん。

2014年5月29日木曜日

仲間。由紀恵じゃない方の。

沢山の才能が偶然集まっている場所ってあって、それはきっと何かの必然だったりするのでしょう。

まさに僕は友部正人さんが歌うところの、はじめ僕はひとりだった、わけですが、今は素晴らしい才能を持った仲間に偶然か必然か、囲まれていると思う。

類は友を呼ぶってやつなのか、分からないけれど、これまでの人生でもこんな事はあったと思う。でもそれに気づかなかったり、なんとなく疎遠になってしまったり。

今思えば本当にもったいないことですね。

僕は今また多くの色々な種類の才能、それは音楽とか創造の才能じゃなくたっていい、何かに際立った人達と一緒に時間を過ごすチャンスをもらっていて、それがもっと大きなエネルギーになればいいと思う。

そして、その大きなうねりを作るのは、僕がやるべきことなんだろう。
誰かがやってくれるのを待つのはもうやめて、そうか、僕が自分でやるべきなんだ。

甲州街道から井の頭通りに入ったカーブを自転車で走りながら、そんなことを考えたよ今夜は。

2014年5月27日火曜日

ロック音楽

ところで、ロック音楽なんて、本当に糞みたいなもんだ。
テンプレート化された自己表現に乗っかって、どれだけデカイ音を出せるか競い合っている。

誤解を恐れずに言えば、聴く側にも問題がある。直接的なコミュニケーションをとろうとしすぎるところがある。僕からあなたへのメッセージ、それが全てならば、間に音楽の仲介は必要ないじゃない。

だから直接的なコミュニケーションを築けていることだけに陶酔するロッカーがつけあがるんだ。

大事なのは、楽器を演奏してそこに何か一つの素晴らしい音楽を創り出すこと、そしてその創り出されたものから聞き手が何かを自分なりに感じること。音楽を通じたコミュニケーションってそういうことなんじゃないかと思ってるよ。

まあ問題は、僕が目撃することになったロック音楽の音楽的要素の粗悪さが問題で、あれじゃあ音が泣いているよ。楽器も泣いている。

僕は観ていて、音楽が可哀想で可哀想で、吐き気がした。もう、笑顔を取り繕うことも出来なくなった。

ほとんど全ての音は潰されて、色彩を奪われ、奴隷のように首輪をつけられ引きずり回されていた。

あれがロック音楽のやるべきことなんだとしたら、僕はもう一切関わりたくないと思った。

僕は音楽をやりたいのであって、狂った猿みたいにモニターの上に登って歯を剥き出すことがしたいんじゃない。観ている人全員に同じ振り付けを要求して無意味な一体感を味わいたいわけじゃない。それは10代のうちにお終いにしておきなよと思う。

音楽は、危うければ危ういほど美しいものなんだ。定型から自由であればあるほど楽しいんだ。

僕はそれを一部のロック音楽から学んだ気がしていたけれど、それらはそもそもロック音楽ではなかったのかもしれない。

日本に間違ったロックとパンクロックを持ち込んだ人、いや、最初に方向を間違えた人、誰だか全然しらないけど反省して欲しい。どっかのさ、墨とか入った強面の、もうおじさんだったりするんだろうけど、しらねーよ。反省しろ。

音楽の内容は酷いけれど、人としての情熱が伝わってくる人は勿論いる。それは本当に尊敬すべき事だと思うが、何も音楽をやらなくてもいいんじゃないの、とも感じる。

2014年3月18日火曜日

ライブ映像2本アップと、よよよ_ゐワンマンショーのお知らせ

ご無沙汰しています。
何かと筆無精です。
大人になるってことは
時間と想像力を獲得するために戦争をするってことなんでしょう。

今年ももう2ヶ月半が経過。
僕はicon girl pistolsというバンドのツアーで関西に行ったり、
帰りの新幹線に乗り間違えたり、
帰ってきてすぐインフルエンザにかかったり。

とても充実しています。

当面の目標は、個人の自己紹介となるフルアルバムを完成させて、
世の中に問うことです。

何かと筆無精な大人になってしまって、
ブログなども簡素でつまらないものばかり書いていますが、
久々に長い文章なども面白く書きたいなと、
気持ちだけは勝手に春を迎えているのです。

さて。
3月6日に吉祥寺MANDA-LA2で演奏した際の映像を2本アップしました。


「船出」



「波の打ち方、覗く少女(黒い瞳)」


「船出」という曲は、quizmasterの1stアルバム、「quizmasterの偉大な建築」の1曲目に収録されています。
僕はこの詩を2003年にフランス・イギリスに出かけた飛行機の上で書きました。
完成させたのは帰りのロンドンからモスクワに向かう途上だったかと思います。
雲を見ていたら、遠くに、自分の乗る飛行機よりも遥かに高速な戦闘機のようなものが飛んでいきました。あれはロシアのものだったのでしょうか。

「波の打ち方、覗く少女(黒い瞳)」という曲は、それよりももっと前に書いた曲です。
今になって詩を読み返すとよく意味が分かりませんが、当時の自分にとっては必要なものだったのでしょう。
詩に必ず意味が通っている必要はありません。
1行がなんらかの情景を喚起させればそれだけで詩の役割は果たしたと言えることもあるでしょう。
綺麗なメロディーの曲だったので、今後も歌っていこうと思いました。

さて、今後ソロライブの予定はまだ決まっていませんが、バンドのライブはいくつかあります。それはまた追って。

当座としましては、今月23日日曜日に、僕の大好きなアーティスト、「よよよ_ゐ」氏のワンマンライブがあります。これに一部ゲスト出演して楽器を弾かせてもらいます。

僕はあまり人の音楽を褒めないですし、どちらかというと自分が次にどういう作品を作るかということばかりを考えている人間ですが、よよよ_ゐ氏の音楽は特別です。

とにかく美しい音楽で、それこそ情景感に溢れています。


この日、彼の音楽の一部になれることが幸せで、今からとても楽しみです。


以下インンフォメーションですので、よろしくお願いしますね。

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よよよ_ゐワンマンショー
『C級映画』
開場18:00/開演19:00
※のんびりと開演する予定です。
※2部構成です。
投げ銭
[NeverNeverLand]
東京都世田谷区北沢3丁目19−3
‎TEL 03-3465-0737‎